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 最近、あの写真を見つけた。まだ彼女が小さかった頃の写真だ。
 今の彼女を抱っこすることは簡単なことではないが、あの頃はまだ片手でも持ち上げられる体重だった。まあ、当の本人に言ったら顔を紅魔館よりも赤くして起こるんだろうけど。
 写真を見つめて物思いにふけっているとその本人が出てきた。どこから侵入してきたんだか、それとも合鍵でも盗んだんだか、後者でないことを期待して写真を見せたら、こんなものいつ撮ったんだって返ってきた。
 そうか、もう忘れちゃったか。

 まだこっちに来て間もないころ、何かと里でお世話になった霧雨の親父さんが妻子を連れて祝いに来てくれた。
 調子者で口達者な夫と里で一番の美人とされる妻、間に生まれた魔理沙がどうなるか見ものだ。多少父親の口達者が家族に感染しているのは厄介だが。
「では、森近霖之助の霧雨魔法店魔法の森支店、もとい香霖堂の始業を記念して…」
「親父さん、勝手に自分の店にしないでください…」
「いいじゃないの、どうせここじゃ儲からないだろうし、師匠夫婦が面倒見てあげるって言ってるのよ」
 相変わらずの会話。まったく、これじゃ魔理沙の行く末も知れている。二人の厄介なところだけ受け継いだらお嫁にいけないんじゃないか?
「…」
「…魔理沙、どうかしたの?ほら、おかーさんが抱っこしてあげる」
「……がいい」
「ん、どうしたんだ?」
 親父さん、何もそんなに魔理沙に近寄らなくても…気になるって言うのはわかるが
「霖之助のところがいい…」
 え?

 結局僕の仏調面とその変な顔を見つめる魔理沙という奇妙な構成の写真が出来上がった。それがいま手元にあるコレってこと。ちなみに最初に撮った一枚はお得意さんがいつの間にか懐に大事そうに持っていた。落し物を拾ったなら持ち主に返すのが筋だと思うんだが。
 久々に昔話をしたら二人してあの夫婦を思い出してた。なんだか滑稽なので笑ってしまった。
  なんだかんだいってそのあと彼女は魔法に憧れて里を抜け出しこっちに引越してどこぞの祟り神に魔法を習ったらしい。そこら辺のころから僕の所に頻繁に来るようになった。
 ついにはあの親父さんに縁を切られて、もうお見合いのたぐいは無理だね、と呟くと、変な物をもらう癖のついた変な奴がいるから大丈夫だろ、なんて言ってた。
 冗談じゃない。僕にだってメンツがある。大事に親父さんが育てた娘をそんな変な男に渡してなるものか。
 なんにせよ、この写真は額にでも入れて飾っておこう。あの人たちが来たときに見せるために

「時に、里には戻ったりしないのかい?」
「だれが、もう関係ないしな。」

 まいったなぁ、この店の問屋さんにどんな顔すればいいんだろう。
 ちなみにこの記念写真を撮ったカメラは、倍の高値で天狗に売ったとか。




うっわ~恥ずかし
言ってると自分が恥ずかしくなるからこれ以上言わない
写真ってのは幼い魔理沙を抱っこする霖之助の写真のこと
とりあえず何にもないよりはましだろうと思って…
うん、次は根暗なのを書こう
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コギト・エルゴ・スム

我思う故に我あり

『疑いようのあるすべての物事を偽りの存在だと考えるとき、人は自ら心を含めた感覚ですら偽りの存在だといえる』

『数学的な存在も、我々の感覚が偽りである限り、真の存在として受け止めることなどできない』

『ゆえに、この世に存在する疑いようのない存在は、疑っている自分だけだ』



つまり『疑う自分』と『感じる自分は』別の存在
なんとかって人が唱えた精神と身体の二元論はこんな感じだった。





感じる自分ってのはなんだろうねぇ

私は今までいろんな『経験』を繰り返してきたさ
その度に『感覚』が研ぎ澄まされていく


人を思う気持ち
人を嘲り笑う気持ち
人を疑う気持ち


そして、人を愛する気持ち


どれもこれもが『私』という存在の根本を築きあげた気がする

にもかかわらず、かつて『せんせい』はそれを否定していたんだ
皮肉だねぇ




……『私』自身はそれをあの子に教えなかった
戦いの中で、殺意の感覚だけを研ぎ澄まして、
ただ一心にあらゆるものを疑って、
血の匂いになれた生き方をしてほしくなかった…


むしろ、
楽園の中で、やさしい感覚を育てて
ただ一心にあらゆるものを信じて
花の香りと夜の温度と星の光に囲まれた

あの子と一緒にいたかった…



でも、今は…

この封印を解くこともできず


紅い血の流れを捨てて
妖しい夢に苦しみながら
永遠の孤独な夜の中で
花も映らぬ闇の底で
風も当たらぬこの世界で
地の底に足をつくこともできず
この星の記憶だけを頼りに…





私は虚ろだ
あの社の主に負けてから
私は浄化も輪廻転生もできず
ただひたすらにここにとどまる事しかできない




『感じる』ってことは『受け止める』ってことだと思う



『疑』えるのか?この孤独を…

『信』じられるか?この希薄な存在を…

私は今、『何も思えなく』なっている

私に今、『受け止めるもの』も何もない

私は、虚空だ









コギト・エルゴ・スム


我思う故に我あり




私が何も思えなくなったら、
私は消えてなくなるのだろうか



もう一度あいつに会うこともなく
また今日も、深く……







 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
■でも魅魔様の過去ならちょっと見てみたいかもね
あの人は人類に復讐がしたかったそうだけどそれは信頼からくる裏返しじゃないかって
人間は人を信じ込み頼る分だけそれが裏切られたときの痛みに耐えられなくなる
その痛みの報復が恨みになるんじゃないか、それに取りつかれたのが魅魔じゃないかって
そんな感じで書きました、どこが根暗だ、ただの意味不文章じゃないかって突っ込まないで上げてください。この人に悪気はないんです、ただ変人ってだけで…変人かどうかもあやしいけど

追記:このあと俺のオリジナル創作につながります
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